ポケモン講堂

ポケモンオタクの戯言

【ポケモンSV】 耐久調整の考え方

 

1年ぶりの更新になります

あんまポケモンやってないんで少ないですが私の実績は以下から参照してください

 

https://note.com/atria_poke

 

 

 今はダブル勢なので主にダブル目線で書いていくが、シングルにおいても参考にできる部分は少なからずあると思う。

 自信の過去の構築を見ていただけると分かる通り、ぶっぱ個体をほぼ使用せず、細かく振り分けた育成方法を取っている。以下でその方法、行う理由について解説していく。

 

 

1.役割遂行

 主に「特定の〇〇耐え」、といった調整法。

 例えば、ハバタクカミでパオジアンに対して有利を取りたいと考えた際、陽気パオジアンのつららおとしや意地パオジアンのふいうち耐えといった調整を行えば、パオジアンの前で1回は行動できるので少なからず不利を取ることがない、といった調整を行うことである。もちろん火力UPアイテム等によって耐久調整を崩される可能性があるので、環境読みや情報収集といったことは耐久調整するにおいて必要不可欠になる。火力UPアイテムを持っている=気合いの襷を持っていないので、裏のポケモンで処理することができるといった考え方もあり、耐久調整の目安は人それぞれ異なってくる。

 そのポケモン単体だけで考えるのではなく、運要素や想定外のアイテムによって崩された際の副案を後続のポケモン込みで考えることが重要である。

 

 この耐久調整の方法には、実は落とし穴がある。それは、「そのポケモンの攻撃を耐えて何ができるのかを考えておかないと、その耐久調整は全く意味を成さない」ということである。

 例えば、カイリューに有効打のないゴリランダーが、火力を削ってまでカイリューの飛行テラバーストを耐える調整にする意味は極めて薄い、ということである。

 

 

2.汎用性の確保

 主に「耐久指数最大」にする調整法。

(→すまん、「ポケモン用語:耐久指数」の意味が分からなかったら自分で調べてくれ)

 例えば、Aぶっぱして残りを耐久に回そうと考えた時に、どのように振り分けたら耐久指数が最大になるのかを計算し、物理特殊満遍なく受けられるような調整を施す場合。

 特にダブルは2対2という盤面の特性から、物理特殊問わず(傾向は環境に左右される場合あり)攻撃が飛んでくるので、満遍なく受けられるような調整をするのが1番汎用性を確保することができる耐久調整だと言えるのである。

 

 

3.役割破壊

 ほぼほぼ上記の1,2で完結するが、例外として相手の虚を突くような調整法がある。

 例えば、マルチスケイル込みカイリューでパオジアンのつららおとしを耐える調整を行い、返しのけたぐりで落とせるような調整。この手の耐久調整は非常に汎用性が低いと言えるが、誘って倒すという点に特化したい場合は有効となる場合がある。何故汎用性が低いかというと、そもそも気合の襷を持たせたりテラスタルを切るといった汎用性を持たせつつ切り返す手段があるので、わざわざこのようなピンポイント気味な調整をする理由は非常に薄いからである。あくまでアイテム枠で気合の襷に競合が発生した場合かつ、テラスタル前提のポケモンが後続に控えている場合に、初めて役割破壊という調整方法が選択肢として生まれる。

 

 

 

 耐久調整において一番重要なのは、流行を知り、汎用性を持たせることである。すべてを考慮した上で耐久調整をする理由を考え、実行していくことで、初めて意味が生まれる。